平成26年「年頭のご挨拶」全文です。

明けましておめでとうございます。

昨年12月「紅葉狩り」に鎌倉の山を歩きました。

 山と言っても300m前後の丘ですが、

何人もの走る人やトレッキングする人とすれ違いました。

「こんにちは」と挨拶する連続です。

年々山でジョキング(トレールラン)する人が増えています。

市民マラソン大会が日本の至る所で行われ、

サラリーマンが出社前に早朝サーフィンをする。

山ガールと言われる女性やペアでトレールランを楽しむ人々が

様々な山で見られる様になりました。

湘南の道をロードサイクルで走るペアも増え、

八ヶ岳にはマウンテンバイクのコースが設置されています。

ポール・ラングランが「生涯学習」の中で提唱したように、

これからはますます「生涯スポーツ」が

みんなの中で重要なモノになって行くでしょう。

 
ナユキスイミングクラブは、選手を目指す人もそうでない人も

 平凡な人やスポーツ音痴な女の子でも、

楽しい練習を通して

「基本に忠実な水泳」・「美しい泳ぎ」・

「美しいからだ・逞しい身体」を身につけ、

これからの人生をより豊かに過ごせるようになってもらいたい

そのための指導をしたいと考えています。



1: 年頭に当たり今年の抱負とスローガンを述べさせていただきます。

 当クラブの今年の抱負は→身体だけでなく、

強い心を育てる指導です。

スローガンは「信念」と「自信」を身につける。です。


「努力は必ず報われる」という信念、

「自分は出来るのだ」という自信は

長い人生を生き抜くための心の

「柱」 「強さ」になります。

勿論この2つは一朝一夕に身につく事ではありません。

ですが、

この2つをクラブが念頭に置いて指導を行えば、

少しずつですが身に付いてゆく方法があります。

☆☆☆☆☆

アプローチは2つあります。

1つは大会や記録会に出場して勝つ事です。

これを相対評価と言います。

もう1つは絶対評価と言われるものです。

他人に勝つ事は相手任せですから自分の

努力が報われない場合があります。

対して、

以前の自分に勝つのは、努力がハッキリ分かります。

当クラブはこの

 絶対評価

を重視しています。

クラブ内バッチ検定で新しいバッチを手に入れる事。

文部科学省認可の日本スイミングクラブ協会が

行う全国共通泳力認定会で、

進級する事。段位を取る事。学校の級を取得する事。

これらは ある基準に照らして、

今の自分はどうかを判断する絶対評価です。

中でも大勢のクラスメートから一目置かれる

 学校級

の取得は

 
本人にとって強い「自信」に繋がります。

学校級に合格した時本人は

「頑張った」と心から思っています。

この時本人が分かる様に、

コーチやお父さん・お母さんが「上手になったね。

すごいね

「ずいぶん頑張ったんだね」

「努力したからだね」と賞賛すると、

さらに努力の重要性が本人に伝わります。

『自分は努力すれば出来るんだ』と感じるでしょう。

これを何回も繰り返す事で

自信が定着するのです。

 頑張れば自分は出来る

という信念が育ってきます。

子供の信念は周囲の者みんなで育ててゆく物です。

他人に勝つのではなく、自分に勝つ事。

 いままでの自分を越える事。

それにより進歩を知り、自信が持てるのです。


すごいね

「ずいぶん頑張ったんだね」

「努力したからだね」


この様に言ってもらえたら、

誰でもが積極的にスポーツや勉強に取り組めます。


 
2: そこで今年の具体的な指導目標です。


 今年は

昨年よりも「2つか、3つ上の学校の水泳級」を

取得するように指導します。

出来れば最上級を目指してください。

(貴方の学校の現在級と進級基準表を教えてください。

それに沿った指導をいたします)

また、

 遠泳

のある学校はその指導もいたします。

お申し出下さい。


未就学児・学校最上級取得者・成人の方は

クラブ内バッチ級で5級〜10級上、或いは、

文部科学省認可日本スイミングクラブ協会主管の

「全国共通泳力認定会」において自ら所定の級

所定の段位を設定しその獲得を目指して下さい。


3: 学校級を取得するには

 
それには「基本に忠実な水泳技術を身につける」質の練習に

加えて量の練習が重要になります。

週1回の練習量ではその目標に届かないかも知れません。

でも大丈夫。

ナユキスイミングクラブには「量の練習を、

会員自ら設定する事が出来るシステム」が有ります。

2つ、3つ上の級を取得するのにぜひ活用して欲しいシステムです。

「基本に忠実な指導を受けた上で、量を増やす」

これが進歩の早道だと思います。

学校級を取得する場合も有効です。


そのため

本年は毎年4月から行っている

「追加・補講」練習を1月から出来るようにします。

「追加」練習は会員の方用です。

 学校級取得の為にどの位の追加回数を

したらよいかコーチにご相談下さい。

また、今年は学校級取得のための追加練習ですから

参加費も出来る限りご負担の少ないようにセットします。

(詳細は追ってお知らせします)


「補講」練習は、会員のお友達用です。

 (遠泳などの練習希望者にはぜひ教えてあげてください。

また、タイムが切れない者にも有効な練習が出来ます)



また、近年はタイムによる級基準を設ける学校も多くなっています。

その場合には追加練習だけでは量が足りないかも知れません。

そこで今当クラブでは、

「いつでも・どのプールでも・何回でも参加出来るクラス」の

設定を検討しています。

このクラスは10名位の限定クラスになると

思いますので効果は高いでしょう。

☆☆☆



現在どの学校でも1番早いタイムを出す生徒は

スイミングクラブの育成クラスに通っています。

育成クラスは週5回〜6回練習しています

「量の練習」はタイムと密接に関係しています。

当クラブの指導技術は一流です。

「質の練習」でカバー出来る事もあります。

(詳細は追って連絡いたします)

 
ナユキスイミングクラブは

「基本に忠実な水泳」を少数指導します。

それが質の練習です。

それに加えて、量の練習をすれば必ず、

2つ上3つ上の学校級取得は可能です。




 日本にスイミングクラブがない時代に始まった


本年はナユキスイミングクラブ設立49年になります。

来年2016年は50年の節目になります。

今年は皆様の満足の行く指導を行い

来年の節目を迎えたいと思っています。

創始者 名雪正彦は

東京オリンピックで惨敗した

日本水泳 復活のためオリンピックの翌年

1965年に指導を始めました。

ナユキスイミングクラブの設立は

その翌年になります。

当時日本にスイミングクラブは14しか有りませんでした。

日本のスイミングクラブの中でも

最も古いクラブの1つと言えます。

日本水泳連盟から

独立して日本スイミング協会が出来たのも同じ時期です。

ナユキスイミングクラブは現在

「生涯スポーツとして、みんなのための水泳指導」を

コンセプトにしていますが、

設立から15年間(1965年〜1980年)は

日本代表選手養成のためエージグループの

強化に邁進していました。

当時のスイミングクラブは皆そうでした。

アメリカにはスイミングクラブがあり、

子供の時代から選手養成が行われていた。

日本はそれに負けたのだ。

との思いが強かったのです。

しかしそれが参加者とクラブとの

大きなギャップを作っていたのです。

(以降当クラブはどういう指導をしてきたか
の詳細はここをクリック

 
数年前に

当クラブは創始者名雪正彦から

3人のメインコーチの時代に移りました。

しかし

これからも名雪正彦は時々プールに出たり、

事務所でアドバイスをしたり、

3人のメインコーチにとって

『煙たい・煩わしい』存在でいるつもりです。



今後とも

クラブを皆様のお力で

もり立てていただけたら幸せです。


 
日本体育協会

(日本水泳連盟 日本スイミングクラブ協会)

公認上級水泳教師マスター

潟iユキスイミングクラブ代表取締役 

名雪正彦